菅野美穂のサムネイル
菅野 美穂(かんの みほ、1977年8月22日 - )は、日本の女優、歌手。埼玉県坂戸市出身(出生は神奈川県伊勢原市)。研音所属。本名、堺 美穂(さかい みほ、旧姓:菅野)。愛称は、菅ちゃん、カンノちゃん。夫は俳優の堺雅人。 1992年、中学3年生の時にテレビ朝日系バラエティ番組『桜っ子クラブ』の…
63キロバイト (7,837 語) - 2025年7月6日 (日) 02:40

「これは映画か、それとも現実か?」

「会場の場所がわからない? しかも目隠しで移動……?」

そんな不穏なワードに胸をざわつかせながら、私も“あの場所”に向かった一人である。
目の前が見えないバスの中。無機質なアナウンス、突然現れる「行方不明の少女」らしき声、かすかに香る異質な匂い。
視覚を奪われた私たちは、否応なく“近畿地方のある場所”の「体感者」となった。

その体験を経て辿り着いたのが、映画『近畿地方のある場所について』のプレミアイベントだった。
主演は菅野美穂と赤楚衛二。
ただ観るのではなく、まるで“呼ばれるように”その世界に導かれていく。
この映画は、そんな「感覚の映画」なのだ。



感情を揺さぶる“体感型”仕掛け──観客はすでに巻き込まれている

映画のプレミアといえば、主演がレッドカーペットを歩き、舞台挨拶で作品の魅力を語るのが通例だ。
だが、このイベントではそれがまったく逆だった。

観客は謎を解かされ、目隠しでバスに乗せられ、匂い・音・空気の違和感を通じて、すでに「映画の中」にいた。
そして映画館の座席でアイマスクを外した瞬間、真正面に菅野美穂と赤楚衛二がいる──その“現実離れした距離感”に、会場はどよめいた。

彼らはまるで、「スクリーンの向こうから抜け出てきた住人」のようだった。
目に見えるはずのない「境界」が、曖昧になっていた。



なぜ“見つけてはならない場所”に惹かれるのか

映画『近畿地方のある場所について』のストーリーは、一見すると“禁断の場所”を巡るホラーのように見える。
オカルト雑誌編集者の悠生(赤楚衛二)と、クセのあるライター瀬野(菅野美穂)が、行方不明の同僚の謎を追ううちに、すべての謎がある「見つけてはならない場所」につながっていく。

観終わった後、私の中に残ったのは「なぜ私たちは“禁じられた場所”に惹かれてしまうのか?」という問いだった。

それはもしかすると、“自分でも気づいていない心の奥”を見つけたくなる衝動に近いのかもしれない。
日常という安定した足場を失い、不安と興奮が入り混じる中で、人はようやく「本当の感情」に出会う。
この映画は、“ホラーの皮をかぶった人間ドラマ”であり、深く自分自身をのぞき込ませる「鏡」のような作品だった。



菅野美穂の“素”が滲み出た演技、赤楚衛二の“不安”を引き出す存在感

菅野美穂と赤楚衛二。タイプのまったく異なる2人が演じるバディは、まさに「信じていいのか、信じてはいけないのか」という曖昧な信頼関係に揺れ続ける。

菅野演じる瀬野は、一見クールで知的だが、その内側には何かに囚われたような危うさがある。
赤楚の悠生は、まっすぐで正義感が強いが、追い詰められていくうちに理性と感情の境が曖昧になっていく。
2人の演技は、何が正しいのか、何を信じればいいのかという不安を、観客にもそのまま転写してくる。

イベントでのインタビューでも、菅野は「匂いの演出が本当に気味悪かった」と語り、赤楚も「怖すぎて笑ってしまった」と正直に漏らしていた。
彼ら自身も、観客と同じように「映画の世界」に一歩足を踏み入れていたのだ。



忘れていた“感覚”がよみがえる映画体験

この映画が特別なのは、「感覚を取り戻させる」作品であるという点に尽きる。

現代は、何もかもが理屈で説明され、視覚と聴覚に頼りすぎる時代だ。
だが、私たちには本来、“空気の変化”や“違和感の正体”を察知する力があったはずだ。
この作品は、それを思い出させてくれる。

たとえば、誰かがじっとこちらを見ている気がするとき。
静かな場所なのに、なぜか落ち着かないとき。
それらは、論理ではなく“感覚”が教えてくれる「異常」のサインだ。

『近畿地方のある場所について』は、その感覚を呼び覚ますための“儀式”のような作品である。



行動に移すために──映画館へ行く覚悟を持とう

この映画は、スマホ片手に“ながら見”するような作品ではない。
きちんと座り、目を凝らし、音に耳をすませる必要がある。
そして、何より「自分自身の内側」と向き合う覚悟が必要だ。

スクリーンの向こうにあるのは、単なる謎や恐怖ではない。
それは、“本当は見たくない自分自身の一部”かもしれない。

でもそれこそが、この映画の最大の価値だ。
不安や違和感に正面から向き合ったとき、私たちはようやく「本当の世界」を見ることができるのかもしれない。

だからこそ、私はこう伝えたい。

この映画を観るなら、どうか“心のアイマスク”を外してほしい。




<関連する記事>



【イベントレポート】ホラー映画「近畿地方」菅野美穂と赤楚衛二が客席に紛れる、バスツアーは怖すぎワロタ
…東京のある場所”プレミアが本日7月29日に東京都内で行われ、キャストの菅野美穂、赤楚衛二が登壇した。 背筋の同名小説を「サユリ」の白石晃士が映画化した…
(出典:映画ナタリー)

菅野美穂、主演映画バスツアーに「怖すぎワロタ」最近は子どもとプールにハマる
 菅野美穂(47)と赤楚衛二(31)が29日、東京・ユナイテッドシネマ豊洲で、ダブル主演を務めるホラー映画「近畿地方のある場所について」(白石晃士監…
(出典:日刊スポーツ)

菅野美穂「近畿地方のある場所について」体感型バスツアーに参加してみた感想は「怖すぎワロタ」
 菅野美穂と赤楚衛二が主演し、背筋氏の人気小説を実写映画化した「近畿地方のある場所について」の体感型プレミア in 東京が7月29日、ユナイテッド・…
(出典:映画.com)

菅野美穂 「怖すぎ、ワロタ」予測不可能なミステリー・バスツアーを体験 「怖すぎて笑っちゃう」
 女優の菅野美穂(47)が29日、都内で行われた映画「近畿地方にある場所について」(白石晃士監督、8月8日公開)の「体感型プレミア in 東京(舞台…
(出典:スポニチアネックス)

「来月48歳とか信じられん」菅野美穂、最新TV番組での“若見え姿”が沸騰 夫は『VIVANT』始動…羨望夫婦
 そんな菅野の最新ビジュアルには、 《それにしても菅野美穂かわいい 来月48歳とか信じられん!》 《菅野美穂ちゃんかわいいです 47歳と聞いて驚きました》…
(出典:ピンズバNEWS)

<ツイッターの反応>


めざましテレビ
@cx_mezamashi

あす30日(水)#めざましテレビ 気になる人がいたらリポスト🎶 #菅野美穂 #赤楚衛二 #市村正親 #松雪泰子 #本田響矢 #豊原功補 #又吉直樹(#ピース) #飯尾和樹 #やす(#ずん) #鈴木亜美 #渡辺翔太(#SnowMan) #大谷翔平 #山本由伸 ☆内容変更の際はご了承下さい

(出典 @cx_mezamashi)

P💜 エイジーズ
@pforpurplerain

#菅野美穂 × #赤楚衛二 W主演 #近畿地方のある場所について #情報をお持ちの方はご連絡ください x.com/kinki_movie/st…

(出典 @pforpurplerain)