デビュー長編にして阿部寛、菜々緒らを主演に迎え、世界4カ国6都市を股にかけたマネーサスペンスを撮り上げた米倉強太監督。その節目に「ずっと影響を受けてきた」という藤井道人監督との対談が実現した。
• 広告映像出身で初長編に挑む米倉
• 『新聞記者』『余命10年』を手がけ、日本アカデミー賞最優秀監督賞に輝く藤井
ともに30代――“メジャーとインディーズの狭間”をどう生き抜くか。ふたりの言葉から、これからの日本映画を作るためのヒントが見えてくる。
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1. 広告映像から長編映画へ:無謀な企画をどう走らせたか
米倉監督が長編1作目に手を挙げたのは、パリでの展示でプロデューサーに声をかけられたのがきっかけ。当初は「人民元が日本円を飲み込む」という超弩級スケールだったが、それでも脚本を自ら書き直し、資金をかき集め、キャストがそろわないままクランクイン。
米倉「台湾とイランのキャストが撮影直前まで決まらず、阿部さんの相手役がいないまま回すことも。現場を支えたのは、阿部さんのストイックさとスタッフの“俺たちの映画だ”という熱量でした」
藤井監督は思わず「デビュー作でそれは無理!」と驚愕。自身も商業デビュー作『オー!ファーザー』で“何もわからず苦しんだ”経験があるからこそ、米倉の無鉄砲さは痛いほど理解できるという。
藤井「僕は一度自主映画に戻った。そこで学んだのは“プロデュース力も監督の仕事”という事実。スポンサー、宣伝、配給……監督が動かないと映画は転がらない」
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2. インディーズかメジャーか? ── 境界線は“精神性”
藤井監督は「インディーズ=低予算」ではなく、「全員が当事者意識を持てる現場づくりこそがインディーズ」と定義する。メジャー作品でも、その熱量を持ち込めるかどうかが勝負だと語る。
藤井「メジャー作品でも“食えないほどの熱”でぶつかるスタッフがいる現場は強い。逆に低予算でも他人事でやっていたら、それはただの発注仕事でしかない」
米倉監督は、この思想に大きく共感。広告出身だからこそ組織的な制作体制は身近だったが、今回の長編では敢えて“自主映画時代の仲間”を中心に集めたという。
米倉「全員が“自分事”で動いてくれて、結果的にメジャーでは味わえない密度の現場になった」
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3. “食べていけない”現実をいかに超えるか
いまだに自主映画は「情熱はあっても食べられない」世界だ。藤井監督は、自主とメジャーの“ハイブリッド”こそが生存戦略と説く。
藤井「精神はインディーズ、経済はメジャー。生活を担保しながら理想を貫く。それを監督自身がマネジメントしないと、優秀な人材は映画界に残らない」
米倉監督は、映像広告で培ったビジネス視点を映画にも持ち込む覚悟だという。
米倉「監督もプロデューサーも“伝わらなきゃ意味がない”は同じ。藤井監督の『新聞記者』のモンタージュを見て、情報量とエモーションのバランスに衝撃を受けました」
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4. 30代監督だからこそ描ける“時代のリアリティ”
AIが相場を動かし、元号が変わる“2019年5月7日”をクライマックスに据えた『キャンドルスティック』。スピードとテクノロジーが人間を飲み込む社会で、30代監督が描くのは“生身の矜恃”だ。
米倉「誰もが“損切り”できずに呑み込まれる時代。ハッカー上がりの主人公が“計画こそが希望”と信じて暴走する姿に、現代の不安と欲を重ねました」
藤井監督も、近年の作品で“社会と個人の距離感”をテーマにしてきた。
藤井「SNSでも金融でも、“個人が世界に直接つながる時代”だからこそ、映画は“自分の物語だ”と思ってもらえるスケールが必要。そこに米倉監督は真正面から挑んでいる」
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5. エール──「賛否は必ずある。でも続けろ」
対談の最後、藤井監督は米倉監督にこうエールを送った。
藤井「この作品が米倉さんの映画人生の始まりになる。賛否は必ずある。でも変化に負けず、撮り続けてほしい。10年後に“あれが原点だった”と笑えるように」
米倉監督は「いつか藤井組の現場を見学したい」と憧れを口にし、藤井監督も「カメラを担いで来て」と快諾。30代同士のタッグが新たな日本映画の潮流を生み出す日も、遠くはないかもしれない。
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映画『キャンドルスティック』
• 主演:阿部寛、菜々緒 ほか
• 原作:川村徹彦『損切り:FXシミュレーション・サクセス・ストーリー』
• 監督:米倉強太
• 公開:2025年
“勝つ”ために踏み出すのか、それとも“守る”ために止まるのか――。
AIが支配するマネーゲームの最前線で、人間はどこまで欲望に抗えるのか。
インディーズ魂を胸に放つ、米倉監督のデビュー作を劇場で体感してほしい。
• 広告映像出身で初長編に挑む米倉
• 『新聞記者』『余命10年』を手がけ、日本アカデミー賞最優秀監督賞に輝く藤井
ともに30代――“メジャーとインディーズの狭間”をどう生き抜くか。ふたりの言葉から、これからの日本映画を作るためのヒントが見えてくる。
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1. 広告映像から長編映画へ:無謀な企画をどう走らせたか
米倉監督が長編1作目に手を挙げたのは、パリでの展示でプロデューサーに声をかけられたのがきっかけ。当初は「人民元が日本円を飲み込む」という超弩級スケールだったが、それでも脚本を自ら書き直し、資金をかき集め、キャストがそろわないままクランクイン。
米倉「台湾とイランのキャストが撮影直前まで決まらず、阿部さんの相手役がいないまま回すことも。現場を支えたのは、阿部さんのストイックさとスタッフの“俺たちの映画だ”という熱量でした」
藤井監督は思わず「デビュー作でそれは無理!」と驚愕。自身も商業デビュー作『オー!ファーザー』で“何もわからず苦しんだ”経験があるからこそ、米倉の無鉄砲さは痛いほど理解できるという。
藤井「僕は一度自主映画に戻った。そこで学んだのは“プロデュース力も監督の仕事”という事実。スポンサー、宣伝、配給……監督が動かないと映画は転がらない」
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2. インディーズかメジャーか? ── 境界線は“精神性”
藤井監督は「インディーズ=低予算」ではなく、「全員が当事者意識を持てる現場づくりこそがインディーズ」と定義する。メジャー作品でも、その熱量を持ち込めるかどうかが勝負だと語る。
藤井「メジャー作品でも“食えないほどの熱”でぶつかるスタッフがいる現場は強い。逆に低予算でも他人事でやっていたら、それはただの発注仕事でしかない」
米倉監督は、この思想に大きく共感。広告出身だからこそ組織的な制作体制は身近だったが、今回の長編では敢えて“自主映画時代の仲間”を中心に集めたという。
米倉「全員が“自分事”で動いてくれて、結果的にメジャーでは味わえない密度の現場になった」
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3. “食べていけない”現実をいかに超えるか
いまだに自主映画は「情熱はあっても食べられない」世界だ。藤井監督は、自主とメジャーの“ハイブリッド”こそが生存戦略と説く。
藤井「精神はインディーズ、経済はメジャー。生活を担保しながら理想を貫く。それを監督自身がマネジメントしないと、優秀な人材は映画界に残らない」
米倉監督は、映像広告で培ったビジネス視点を映画にも持ち込む覚悟だという。
米倉「監督もプロデューサーも“伝わらなきゃ意味がない”は同じ。藤井監督の『新聞記者』のモンタージュを見て、情報量とエモーションのバランスに衝撃を受けました」
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4. 30代監督だからこそ描ける“時代のリアリティ”
AIが相場を動かし、元号が変わる“2019年5月7日”をクライマックスに据えた『キャンドルスティック』。スピードとテクノロジーが人間を飲み込む社会で、30代監督が描くのは“生身の矜恃”だ。
米倉「誰もが“損切り”できずに呑み込まれる時代。ハッカー上がりの主人公が“計画こそが希望”と信じて暴走する姿に、現代の不安と欲を重ねました」
藤井監督も、近年の作品で“社会と個人の距離感”をテーマにしてきた。
藤井「SNSでも金融でも、“個人が世界に直接つながる時代”だからこそ、映画は“自分の物語だ”と思ってもらえるスケールが必要。そこに米倉監督は真正面から挑んでいる」
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5. エール──「賛否は必ずある。でも続けろ」
対談の最後、藤井監督は米倉監督にこうエールを送った。
藤井「この作品が米倉さんの映画人生の始まりになる。賛否は必ずある。でも変化に負けず、撮り続けてほしい。10年後に“あれが原点だった”と笑えるように」
米倉監督は「いつか藤井組の現場を見学したい」と憧れを口にし、藤井監督も「カメラを担いで来て」と快諾。30代同士のタッグが新たな日本映画の潮流を生み出す日も、遠くはないかもしれない。
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映画『キャンドルスティック』
• 主演:阿部寛、菜々緒 ほか
• 原作:川村徹彦『損切り:FXシミュレーション・サクセス・ストーリー』
• 監督:米倉強太
• 公開:2025年
“勝つ”ために踏み出すのか、それとも“守る”ために止まるのか――。
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インディーズ魂を胸に放つ、米倉監督のデビュー作を劇場で体感してほしい。
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<ツイッターの反応>
(出典 @cinemarione)
シネマ・リオーネ古川
@cinemarione🎦7/4(金)~7/10(木)の上映スケジュール🎦 【新作】 『#ババンババンバンバンパイア #映画バババ』 『#キャンドルスティック』 ご来場、お待ちしております。 🎫「事前発券(先売券)販売」、是非ご活用下さい♪🎫 pic.x.com/jovkjDOyD7
(出典 @someiyoshino_yo)
染井佳野
@someiyoshino_yo返信先:@tsuda_ken ツダケンさん、こんばんは。 映画「キャンドルスティック」の舞台挨拶付上映を楽しみにしつつ、今週も仕事・勉強頑張ります。 向夏のみぎり、益々のご活躍をお祈り申し上げます。





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