「なぜ、あの場所では事件が起きるのか?」
そんな素朴な問いが、観る者を底知れぬ恐怖へと誘う。
8月8日公開の映画『近畿地方のある場所について』は、発行部数35万部を突破した背筋の同名ホラー小説を映画化した話題作である。

物語は、突然行方不明となったオカルト雑誌の編集者の謎を追うところから始まる。
彼が直前まで調べていたのは、未解決の幼女失踪事件や中学生の集団ヒステリー、心霊スポットでの騒動など。
調査に乗り出した同僚・小沢と記者・千紘は、これら全てが「近畿地方のある場所」に収束していることを突き止めていく。

監督を務めるのは、ホラー映画の名手・白石晃士。『ノロイ』『貞子VS伽椰子』などで知られる彼が描く本作は、“見つけてはいけない場所”というテーマに新しい恐怖を加えている。

主演は菅野美穂と赤楚衛二。
千紘役の菅野は、やがて“ある場所”に心を奪われていく姿を狂気を帯びて演じ、観客を物語の深淵へと引きずり込む。

さらに注目なのが、椎名林檎が書き下ろした主題歌「白日のもと」だ。
物語の核心に迫るこの曲は、ただのホラーに留まらない、人間の本質を見つめる視点を与えてくれる。
椎名は「軽い気持ちで引き受けたことを恥じるほど、重く、苦しい物語だった」と語り、その覚悟が歌声に宿る。

特報映像には、不気味な祠、力尽きたように佇む千紘、そして赤い服の女の姿が刻まれている。
そして、本ポスターには「友人が行方不明になりました」の文言と共に、千紘や小沢の顔までもが並ぶ。
観客自身も“巻き込まれる”予感を覚えるだろう。

この映画は、ただ怖がらせるだけのホラーではない。
見えない恐怖の正体に触れ、人生における「触れてはならないもの」を考えさせられる、新感覚の“場所ミステリー”なのだ。




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(出典:映画ナタリー)

<ツイッターの反応>


映画『近畿地方のある場所について』公式アカウント
@kinki_movie

━━━━━━━━━━━━━━━ 『#近畿地方のある場所について』    本予告映像を解禁します ━━━━━━━━━━━━━━━ 主題歌「白日のもと」が流れます。 #椎名林檎 さん書き下ろし楽曲です。 映画は8.8(金)公開です。 見つけてくださってありがとうございます。 pic.x.com/U3TuYQw8we

(出典 @kinki_movie)

あかつき
@AM54444872

赤楚さん インストありがとうございます #近畿地方のある場所について #赤楚衛二 instagram.com/stories/akasoe…

(出典 @AM54444872)