「ブルー きみは大丈夫」の吹替版完成記念イベントが5月20日に都内で行われ、日本語吹替版で声優を務めた宮田俊哉(「Kis-My-Ft2」)と稲垣来泉が登壇した。
本作は、「デッドプール」シリーズのライアン・レイノルズが主演を務め、「クワイエット・プレイス」などを手掛けたジョン・クラシンスキー監督とタッグを組んだ最新作。子どもの時に作り出した空想の友達が、大人になった今でもあなたを見守ってくれているとしたら……という独創的な発想から誕生し、孤独な少女とイマジナリーフレンドのブルーの物語を紡ぐ。
「ウォーキング・デッド」シリーズのジュディス役で注目を集めた子役ケイリー・フレミングがレイノルズとともに、主演を務め、声優にはスティーブ・カレル、マット・デイモン、エミリー・ブラント、フィービー・ウォーラー=ブリッジ、オークワフィナ、サム・ロックウェル、ルイス・ゴセット・Jr.ら豪華俳優陣が集結。北米では5月17日に封切られ、前週公開作品を抑えてNo.1スタートを切った。観客の満足度を調査するCinemaScoreでは、最高評価のAを獲得(5月20日現在)している。
ブルーをイメージした"もふもふステージ"に爽やかな青色のブラウス姿で現れた稲垣が「ブルー、ステージに来てー!」と呼びかけると、ブルー役の宮田が満面の笑みで「もふっ、もふもふ」と口にしながら登場。
もふもふステージを見た宮田は、「触りたくてしょうがないですよね。ブルーの世界観がはまっていて素敵なステージだなと思います」と感心しきり。稲垣も「もふもふして、鮮やかな紫色で、ブルーが実際にいたらこんな感じなのかなと思うと抱きつきたいです!」と笑顔を見せた。
吹替声優に初挑戦した宮田は、「吹替のお仕事は挑戦したいと思っていた1つだったので、聞いたときはとても嬉しい気持ちでした。(ブルー)はどんな子なんだろうと思って見たら、想像以上にもふもふしていて。これってどういう声なんだろうと探りながら、ブルーに向き合っていった感じです」とコメント。
初共演した稲垣について「少女なんだけど僕より大人っぽいなと思って。僕なんかは『もふっ』とか言ってひとボケしちゃうんだけど、でも来泉ちゃんはしっかりしていたので、凄いなと思いました」と絶賛した。そんな宮田に対して稲垣も、「すごくお元気な方で、本当に明るくて。宮田さんがアフレコ室に入られたときに一気に場が明るくなって凄いなって」と舞台裏の様子を語った。
宮田は自身が演じたブルーについて、「(ブルーは)まんま僕だなって思いますね。基本的に僕もずっと楽しくいたいと思うので、そこが共通点かなと思います」と分析。稲垣は「宮田さんはおちゃらけているところが(ブルーと)似ているのかなって思います」と語り、「宮田さんとステージにいてすっごく安心しています」と信頼を寄せた。
心がもふもふした出来事を聞かれた稲垣は、「お友達のポメラニアンを抱っこさせてもらったときにもふもふしました!」と回答。一方、宮田はビーのパパ役の吹替を担当する浪川大輔について、「浪川さんには僕が声優のお仕事を初めてするとき(「劇場版BEM BECOME HUMAN」(20))にレッスンしてもらっていたんです。以来、浪川さんと同じ作品に出ることを目標にしていたのですが、この作品で一つ自分の目標が達成されたなって思って」と語り、感慨深い表情。そして、「浪川さんに『これからも共演できるように頑張ります!』ご連絡したら、浪川さんが『僕もまだまだ頑張るよ』って言ってくれて。そのやり取りが師弟関係みたいで、お互い"まだ頑張ろう"となっていることに心がもふもふしました」と明かした。
作品にちなんで大切な存在について話が及ぶと、稲垣は「寝るときにぬいぐるみを枕の周りに置いていて。その中にクマのぬいぐるみがあって、抱いて寝るとすぐ寝つけるので寝るときに一緒に寝ています」とかわいらしい秘密を披露。
宮田は「僕はメンバーかなって思いますね。約20年一緒にいるんで。僕は基本的に笑っているんですけど、メンバーは僕の笑顔から『あ、今疲れているな』って、些細な違いで色んな感情に気づいてくれて。ここまで僕のことを理解してくれているのはメンバーだけかなって。大切な存在は『キスマイ』ですね」と断言した。
一足先に完成した映画を観た宮田は、「泣きました! ネタバレになっちゃうからあんまり言えないんですけど。可愛いと感動が合わさっている作品です。自分のシーンはもふもふしていてかわいかったです!」と自信をのぞかせる。そして、「幅広い年齢の方が見てそれぞれ色んな感想を持つと思うんです。みんなで感想を話してほしいなと思うのですが、共通してきっとみんな優しい気持ちになれます。涙を流しながら優しい気持ちになる作品なので、ぜひ皆さんに見ていただきたいです」と見どころをアピールした。
「ブルー きみは大丈夫」は6月14日公開。
(出典 news.nicovideo.jp)
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