森山未來が主演を務め、真木よう子、原日出子、藤竜也が共演する映画『大いなる不在』より、本ポスタービジュアルと追加場面写真が解禁。エンディングテーマは佐野元春&THE COYOTE BAND「今、何処」に決まった。

【写真】第67回サンフランシスコ国際映画祭で最高賞受賞! 映画『大いなる不在』追加場面写真

 幼い頃に自分と母を捨てた父が警察に捕まった。知らせを受け、卓(森山)は久しぶりに父(藤)の元を訪ねるが、そこには認知症で別人のように変わった父の姿があり、父の再婚相手の義母は行方不明になっていた。いったい何があったのか―。本作は、森山、藤の圧倒的演技が際立つサスペンスヒューマンドラマ。

 本ポスタービジュアルには、認知症で別人のようになった藤竜也演じる父と、長らく疎遠だった末に再会し、父の二転三転する発言にほんろうされる森山未來演じる卓の、ふたりの表情が切り取られている。畏怖の念をも抱かせる父親の巨大で圧倒的な存在感を藤が体現し、そこに相対するかのような森山の視線とともに「あなたは誰だ」というコピーが人間の深淵に触れるかのような印象的なデザインとなっている。

 追加場面写真は、主役・卓を演じる森山、相対する父・陽二を演じる藤に加え、父の人生をたどっていく卓の圧倒的理解者である妻・夕希を演じる真木、そして行方が分からなくなってしまっている義母の直美を演じる原を捉えた6点。

 森山は「(撮影から映画祭、劇場公開までの)丁寧かつ情熱的なプロセスの一環に携われたことを光栄に思います」、真木は「様々な国で人々の心を揺さぶった近浦さんの作品には、私も撮影中何とも言えない感情が沢山湧き立ちました」、藤は「日本の劇場でこの映画が皆様とどのような出会いをするのか、胸が高鳴ります」とコメントを寄せた。

 そして脇を固める追加キャストとして、三浦誠己、神野三鈴、利重剛、塚原大助の出演、そして劇作家・演出家・小説家の市原佐都子(Q)の特別出演も発表された。

 エンディングテーマ「今、何処」は、佐野元春&THE COYOTE BANDの最新アルバム『今、何処(Where Are You Now)』の表題曲。10代の頃から佐野元春の楽曲と詩の世界に魅了されてきた近浦啓監督は、2012年より佐野元春のライブドキュメンタリー、ミュージック・ビデオなどを数多く手がけている。

 映画『大いなる不在』は、7月12日公開。

 森山、真木、藤のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

森山未來

 2022年に九州で撮影された「大いなる不在」は、これまでに世界各国の映画祭を巡ってきました。近浦監督の実体験に着想を得た物語が、監督をはじめとする素晴らしいクルーによって再構築され、じっくりと醸成されていよいよ日本での上映に至る。その丁寧かつ情熱的なプロセスの一環に携われたことを光栄に思います。観客の皆さまにも楽しんでいただければ幸いです。

真木よう子

 様々な国で人々の心を揺さぶった近浦さんの作品には、私も撮影中何とも言えない感情が沢山湧き立ちました。しかし、穏やかな近浦さんや素晴らしいキャストの皆様。この作品に携われた事をとても嬉しく思います。皆様に観てもらう事がとても楽しみです

■藤竜也

 「大いなる不在」という映画は、出演者のひとりである私が言うのもおかしな話ですが、とてもミステリアスな作品です。

 実は北九州での一か月にわたる撮影が終わった時でさえ、「大いなる不在」がどんな映画になるのか見当もつきませんでした。試写を見ました。説明できない何かに心を揺さぶられました。トロントでもサンセバスチャンでもサンフランシスコでも、国境、言葉、文化の違いを軽々と越えてしまいました。それが何故なのか・・・。日本の劇場でこの映画が皆様とどのような出会いをするのか、胸が高鳴ります。

映画『大いなる不在』ポスタービジュアル (C)2023 CREATPS


(出典 news.nicovideo.jp)


(出典 geinou-9.jp)


『大いなる不在』は非常に深いテーマを扱った作品であり、自分自身も演じる役にとても一生懸命取り組んできました。ポスターと追加場面写真が解禁され、今後の公開がますます楽しみです。皆さんにこの作品を通じて多くの感動を届けられるよう、全力で役に立ちます。

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