クリストファー・ノーラン監督が、第二次世界大戦中、原子爆弾開発・製造のためのマンハッタン計画を遂行した天才科学者J・ロバート・オッペンハイマーの実話を映画化した『オッペンハイマー』(3月29日公開)の特別試写会が、被爆地の広島と長崎で開催されることが決定した。両試写会とも、3月中旬に実施予定で、特別ゲストによるトークショー、質疑応答の時間も設ける。
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広島では、元広島市長の平岡敬氏と詩人・絵本作家のアーサー・ビナード氏、映画監督・作家の森達也氏が登壇予定。長崎では、長崎県被爆者手帳友の会会長の朝長万左男氏と政治学者の前嶋和弘氏が登壇予定となっている。
本作は、第二次世界大戦下、世界の運命を握った天才科学者オッペンハイマーの栄光と没落の生涯を実話にもとづいて描いた作品。ノーランは、IMAX65ミリと65ミリ・ラージフォーマット・フィルムカメラとを組み合わせた、最高解像度の撮影を実践。また、本作のためだけに開発された65ミリカメラ用モノクロフィルムを用い、史上初となるIMAXモノクロ・アナログ撮影を実現。IMAX撮影による、天才科学者の頭脳と心を五感で感じさせる極限の没入体験を味わえる作品となっている。
あわせて、ノーラン監督のコメントが入った60秒の特別映像も解禁。ルイス・ストローズ役のロバート・ダウニー・Jr.は「ノーラン監督がやったことはすべてこれへの序曲だった」と語り、オッペンハイマーの妻、キティ役のエミリー・ブラントは「これは映画ではなく体験です」とコメント。レズリー・グローヴスを演じたマット・デイモンに続き、クリストファー・ノーラン監督が「オッペンハイマーの物語はこの世に存在する最も壮大な物語の1つだ」と語っている。映像にはノーラン監督がIMAXカメラをのぞき込むメイキングシーンも盛り込まれている。

(出典 news.nicovideo.jp)
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